ひとりで学術誌を読み解く能力がない市民で

ひとりで学術誌を読み解く能力がない市民であっても、そこでなされている議論についての解説を受けた上で意見を述べる権利は保証されるべきだし、そうしていくうちに議論が学術誌の外へ広がっていくことは止めようがないだろう。
その解説が偏っていたり誤っていたりするのであれば、その点を正確に指摘すべきであって、それをせずに「議論を学術誌に隔離しろ」というのは現実的な解決策ではないし、倫理的にも誤った策だと思う。