鶏肉洗い報告書をざっと読んだ。
・食品の衛生的な取扱いに関する教育(メッセージ)の効果を検証するのがそもそもの目的
・細菌の飛び散りは、食中毒細菌そのものではなく、あらかじめ鶏もも肉に塗り付けておいたGFP発現大腸菌DH5-αでトレース
・トレーサー大腸菌数は、鶏もも肉1本あたりlog 7~log 10(10^7~10^10 cfu/もも肉1本?)
ちなみに、別の文献によれば、市販の鶏もも肉におけるカンピロさん汚染菌数は10^1〜10^3 cfu/100gとのこと。
著者らは、大腸菌は食品表面上でカンピロさんより長生きする点にはいちおう触れているけど、この実験で作ったサラダはすぐ食べる(RTE)ものだから、この実験における表面大腸菌レベルはカンピロさんレベルを表し得ると主張している。